遺品整理

今回の現場は親の独り暮らし。
親元から遠く離れた子供は、親の暮らし振りが常に気になります。

毎晩「元気かい!」と電話していた子供さんが、親が電話に出ないので、
翌朝様子を見に行って欲しいと某機関に依頼。

職員が朝一に訪問すると部屋の中で、意識のない状態で倒れていたそうです。

救急車を呼び病院に搬送したが、数時間後に亡くなられたという悲しい事象。

医師が言うには、もう少し早く発見されていたら、
一命を取り留めることができたと言った。

シングルマザーで夜昼なく働いて、子供を育て上げた母親の寂しい最期だった。

今回、関西に住むお子様から、母親が50年間過ごした、
部屋の遺品整理をして欲しいと依頼を受けました。

本日、お子さまと一緒に遺品整理をしていると、子供さんの幼少時代から結婚式までの、
写真がタンスの引き出しから、びっしり出てきて、我が子を思う母親の感情が出てきました。
その写真を見て、40歳を過ぎる子供さんが「お母さんありがとう!」と嗚咽して、
泣き崩れる場面がありました。

私達業者は、割り切った気持ちで、遺品整理をしていますが、
本日ばかりは、目頭が熱くなりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。合掌!

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